人工股関節までの道のり~痛くても入院準備その4

 

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今日はパッとしない天気です。最近はこんな天気が続くので、実は散歩もしていません。連続して歩数を伸ばす練習が・・・・滞っています。

 

もうすぐ仕事再開なのに少し焦っています。

 

ただ、頑張って歩くと実は今回よくなった逆の足が痛みます。膝・・・足首・・・ふくらはぎ・・そして腰。

 

つくづくいやになってきます。せっかく、私にしては大きな手術をしたはずなのに。あんなに痛かったのがよくなったはずなのに。

 

今まで貯めてきた古傷がどんどん出てきました。情けないです。

 

さて、続きにいきます。

私は出産以外では、長めの入院を幸いにもしたことがありませんでした。ですからあれやこれやと手際が悪く準備を進めてきましたが、最後におまけのおまけです。

 

あると便利だったものは、

 

小銭・・自販機に使いました。好きな飲み物がある人は結構必要かもしれません。

マスク・・今の時期特に必要です。リハビリに行く時には必ず必要でした。

杖・・なくてもいいのかもしれませんが、リハビリで少し使うのと、人によっては退院時にまだ、必要かもしれません。何と言っても世の中の流れに入るには勇気がいります。サッサッと歩くのが怖くて最初はできませんでした。

(私は登山用の杖しかなかったのでそちらを持ってきました)

 

今の時期、まだ外部からの面会はできない可能性があります。私もそうでした。コロナの関係で外部との面会は必要最低限になっています。

手術当日も一人でした。なので、仮に近くに家族がいても、このような状況を想定して用意するといいかもしれません。

 

 

人工股関節までの道のり~痛くても入院準備その3

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いきなりですが、前回の続きからです。入院準備で持ち物のおまけです。これは・・

 

●ソックスエイド・・ネットで買うこともできますが、これは手作りしたものです。その方も手術をして、順調に回復されたようです。今回私が手術をすることを知り、譲って頂きました。作り方もネットに出ています。いろいろな形がありますが、あると便利でした。使う前に練習してみましたが、すぐに慣れます。

 

●小さなコンビ二袋・・S字フックでベッド脇にかけて、ゴミ箱代わりに使用します。幸い、入院した病院ではゴミ箱が足元に置けたので使いませんでしたが、寝た状態の時にあると便利です。

 

●粉末コーヒー、お茶など・・なくてもいいし、ペットボトルで買えばいいのですが、私はスティックのフレーバーティーやカフェオレなど持って行きました。緑茶の粉末も便利です。ティーバックだとゴミが出るので、すべて粉末が便利でした。

 

●ちょっとしたお菓子・・お菓子好きの私でしたが、あまり食べる機会がありませんでした。でも、整形外科は食事についてはあまり制限がないので、ちょっと口に入れやすいものはあると嬉しくなります。アメ、チョコ、個別に入ったお菓子です。時々子どもではないですが、お菓子交換みたいにしていました。また、ちょっとしたお礼におすそ分けなどにも便利でした。

 

こんな風に思いついたものを書き連ねました。そのほかにスマホでいろいろ見るのもいいですが、WifiがないのでポケットWifiでもいいし、かえってウォークマンなどあると音楽が聴けて退屈しませんでした。

 

入院前に"大人のぬりえ”もいいよと教えてくれた人もいました。

 

これらのものをキャリーバックにつめて、私は持っていくことができなかったので、直接病院に遅らせてもらいました。

 

 

 

 

人工股関節までの道のり~痛くても入院準備その2

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前回は持ち物で一般的なものを紹介しましたが、今回はおまけ・・・です。

でも、入院前にお友だちやネットなどの情報をもとに、本当に役立ったものを”おまけ”として紹介したいと思います。

 

マジックハンド・・これは病院によっては必要なものとして書いてあるらしいのですが、私がお世話になった病院では何も書いてありませんでした。なくてもいいかもしれませんが、股関節を極端に曲げずに、動かずに物を取るにはあると便利でした。私は病室のカーテンの開閉にも実は役立ちました。ホームセンターで安くて売っていました。

 

S字フック・・ベッドガードにすぐに取り出したいものをあれこれかけておくのにとても便利でした。私はS字フックに小さなトートバッグをかけて、その中にティッシュや小さな鏡、などちょっとしたものを入れてすぐに取り出せるようにしていました。

 

洗剤とネット・・洗濯はしてくれる病院でしたが、有料だったので、自分ですることにしました。コインランドリーには自動的に洗剤が出るところも多いですが、病院のは自分でもって行かなければなりませんでした。こういうことは事前に確かめておいたほうが良いです。私は必要だったので、ジェル○ールみたいな1つポーンと入れればいいものを持って行きました。後は洗濯ネット。バラバラせずに便利でした。

 

ふりかけ・・病院食はよかったです。でも、ごはんが物足りない、と思う人はふりかけなど、ごはんが楽しくなるようなものを持っていくといいと思います。

 

スリッポン・・かかとがある靴、というのが指定でしたが・・・ひもなしが楽でした。そしてデザインはともかく、上履きのようなものがよかったです。2000円ちょっとしましたが、これは思い切って買いました。絶妙にかかとがきちんと折れ曲がらず、スポッと楽にはけました。ムーンスターのものです。お友だちに教えてもらいました。

 

次号にあと少し続きます。

人工股関節までの道のり~痛くても入院準備その1 改訂版

お詫びから。

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昨日のブログですが、後半は見苦しい形になり、読みづらくなってしまいました。

初心者ゆえにお許しをいただければと思います。

申し訳ありません。

再挑戦ということで、今回は入院準備、着替えとそのほかの持ち物編です。

 

着替え

●上はユニ○ロのブラトップ。乾きが早いエアリズムがよかったです。2枚ほど。

●下は実は手作りでした。普通のショーツの形で足の部分はゴム無し、と思っていただけたらいいです。傷口が当たるので足の付け根はフリーです。

実は”はごろもランジェリー”という実際に型紙を販売して下さっています。通販もあります。私は締め付けがなく、その後もとても楽でした。

靴下2足ほど。スニーカーソックスを持って行きましたが、中にはゴムのゆるいものを持って着ている人もいました。

前開きのカーディガン。病院は比較的暖かいのですが、麻酔が切れたあと、何となく体調が不安定で寒さを感じました。パーカーもいいのですが、横になるときにフードが邪魔のように感じました。

●パジャマも自由でしたが、手術後のこともあり、処置に不都合があると困るので、レンタルにしました。中にはTシャツ、パジャマのようなパンツをはいている人もいました。ハーフパンツは季節柄いませんでした。

 

持ち物

はし、スプーンは実は毎回の食事についてきたので、使いませんでした。

ストローつきのプラスチックコップ取っ手付き

術後にとても助かりました。ペットボトルのキャップにストローがついたものも持って行きましたが、使いませんでした。コップの方がよかったです。どちらも100均。

洗面道具(歯ブラシ、折りたたみ式コップ、歯磨き粉)折りたたみ式コップはシリコン製です。もちろん100均のアウトドア用品のところにありました。実は今回の病院では、貸してもらえることになりました。

●お風呂セット(バスタオル、フェイスタオル、シャンプー、リンス)実は病院のパンフレットになかったので、この他にも洗面器を持って行きました。使いませんでした。シャンプー、リンスも備え付けでしたが、これは個人的にもっていったものを使いました。バスタオルも必要ですが、私は洗って使うのが大変だったので、なるべく手洗いできるスポーツタオル程度でなんとか身体を拭けるようにしました。

●ドライヤーこれもパンフにレットにはありませんでした。お風呂場のドライヤーは弱い風しか来ず、なんと言っても時間で区切られているので、脱衣所には長居できませんでした。病室に戻って、洗面所でゆっくり自分のを使って乾かしました。

●洗濯物をかける小さな洗濯ばさみがついたピッチ。またまた100均のものです。洗濯ばさみが10個ぐらいしかついていないものです。ちょこちょこ手洗いして干していました。

ティッシュ、ウエットティッシュ、ボディ用ウエットティッシュ

室内履き

シューズについては長くなるので次回に続きます。この他にもまだまだ、あってよかったものがありますので、これも次回以降にしたいと思います。

人工股関節までの道のり~痛くても入院準備その1

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7月になって周囲が暖かくなってきました。(世の中暑いらしいですが、ここはまだ、暖かいという感じです)

今日の散歩で見つけた道端のお花です。こんな時が来るなんて3ヶ月前はかんがえられませんでした。

 

さて、時を戻して・・・4月になって入院延期、でも痛くて。そんな中でも入院準備をすすめることになりました。

 

誰もやってくれません。おまけに自宅からずっと離れた病院。なのでキャリーバックに旅行並みに詰め込むことにしました。

 

今回お世話になる病院は、よく見ると全て用意してくれます。全て・・下着もです。

びっくりしてよく読むと有料です。お金さえ出せば身一つで入院できるんです。

でも・・・安くありませんでした。

 

なので一般庶民の私は結局用意を始めたのですが、よくわかりません。

ネットで調べるのも痛くて長続きせず、病院からもらったパンフレットのわずかな情報で用意を始めました。

 

まずは着替えから。

病院のパジャマ(これは借りたほうがよさそうです。いろいろ勝手があるようです。)

下着上・・ユ○クロのブラトップのエアリズムは重宝しました。病院は結構暑くて、サ     ラッとしてしかも1枚着ているとリハビリなど、後々便利でした。そして早     く乾きました。(私は誰も着替えを持ってくることができず、病院内で洗濯     もしたので)

下着パンツ・・これが今回大きな決断でした。普通の下着のパンツはちょうど傷口が当       たります。大きいサイズのぶかぶかを買ってもよいのですが、今回は作       りました。下着を作るなんて・・と思う方もいますが、実はいい型紙が       あるんです。はごろもランジェリーといってちゃんと型紙を販売して下       さっています。締め付けのない、快適な下着です。作らなくても通販も       あります。思い切って私は作りました。トランクスみたいで女性用下着       です。好きな柄で数枚作って持って行きました。ドットだのチェックだ       の下着らしくない見た目だったので、ベッドの横に何気に手洗いして干       していても誰も気づかれませんでした。

 

この下着ですが、その後も愛用しています。締め付けがないのが、とても快適です。

 

カーディガン・・時々使いました。前あきが便利でした。

靴下・・2足ほどあれば大丈夫でした。私は普通のスニーカーソックスでしたが、中に    は術後足を曲げることが困難になるので、ゴムがゆるいものを持って来ている    人もいました。

       

人工股関節までの道のり~もう無理!痛い!

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とうとう泊りがけでもうひとつの病院に受診することになったのが昨年末。

今度はちょっと勝手が違いました。

診察したその医師は

”痛みを取りたいならやはり手術しましょう”

きっぱり。んーーーー。

なぜこのような状態になったのか、今後どうなっていくのか、事細かく、そして

丁寧な説明でした。

 

できるなら手術は避けたかった私ですが、この説明を聞いて納得してしまいました。

 

また、以前からの身体のつくりにも問題があることも判明しました。

結論。やはり少し遠かったですが最初の病院で決断せずによかったです。

 

さて、今年に入って・・・・

 

状況はだんだん悪化してきました。1ヶ月経つと痛みが少しずつ続き、2ヶ月経って

今年の3月には完全に痛みが取れず、杖をつく始末。

もうだめでした。

 

そしてコロナ。仕事のけりをつけてやっと入院だ!と思ったこの時期に延期を告げられました。

緊急を要するものではない、との判断。

 

えー・・・・

 

半分納得しながら、世の中大変なことになったいるのだから仕方ない、と薬と杖を片手に仕方なく時を過ごしていました。

 

仕方ない、仕方ない・・・・

 

でも痛みが日に日に増していくような気がしてきました。

仕事も休めず、帰宅したらなだれ込むように寝ていました。

食事をするのも、お風呂に入るのも嫌でした。もちろんトイレに行くのに立つことも嫌でした。

 

泣きたくなりました。痛い・・・言っても仕方ないけど痛い。

他人の痛みを今までわからず、知った振りしていましたが、”痛い”というのはこういうことだと自分本位の今までをなんだかわかりませんが、悔やみました。

 

いつ入院できるのかなぁ、不安な中とりあえず泣きながら入院準備をすることにしました。

 

人工股関節までの道のり~やっぱり病院か・・・

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今まで避けに避けてきた整形外科を受診することになりました。

昨年末から痛みが消えない股関節。

お気楽に考えていましたが、中腰になるのも痛い、ストレッチも痛い、

寝てても痛い、痛み止めを飲みたくなくて、とりあえず病院に行って状態を

診てもらおうと思いました。

 

整体や整骨院ではできないレントゲンやMRIで中身を見てみたくなりました。

だめならあきらめて・・・・と思っていましたが、この時点でも

人工股関節にすることなんて考えてもいませんでした。

 

54歳ではまだまだ早い手術と考えていたからです。

ただ・・・寝ても、座っても痛いのには参りました。

 

さて、あきらめて近所の病院で受診しました。

レントゲンを見た医師は”あー、これはちょっとねー”

"間がないねー、骨も穴が開いてるねー”

 

えーーーー穴?これはふさがらないらしいです。確かに少し穴が見えました。

そして股関節も足の骨と骨盤との間にあるはずの空間もなく、軟骨は皆無のように見えました。

 

医師が言うには”手術はいいですよー、痛みがなくなりますよー。今は昔ほど高齢の方の手術ではなくなってきていますよ。もしするならご相談にのりますよ。”

 

全ては私の決断にゆだねられました。

頭の中で、もう治らないのかぁ・・手術しかないのかぁ・・仕事あるのにー。

手術したら運動もできないなぁ・・でもいたいのやだなぁ・・

 

モヤモヤした気分で帰り、痛み止めと張り薬を処方してもらいました。

上っ面の対処法で結局は股関節そのものはどうしようもない状態でした。

 

グルグル回る思考の中で、そういえば整体に行けば必ず片方の足が短いことを指摘されていました。随分前から。

あー、もうだめなのかなあと思いつつ、友人に相談しました。

 

運よく、別の病院でもう一度受診できることになりました。

”手術しなくてもなんとかなるよ”という言葉が聞けるかもしれないというささやかな希望を持って行きました。

 

こうなったらあれこれ考えることをやめよう・・・と言うより未知の事がありすぎて、もう無理!と自分で思考をシャットアウトしてしまいました。